クリエイター 詳細

クリエイターID : 174057

シナリオライター

ジャンル
ファンタジー 恋愛 ヒューマンドラマ
歴史 推理 ホラー
アクション コメディー SF
成人物 官能

「気持ちよくしてさしあげます!」
【トラック1】
(状況説明:今日からベルクの家で働くことになったエマが、着任の挨拶をするためにベルク
の部屋を訪れた)
(◆SE:コンコン 扉をノックする音)
(中をうかがうように)
ご主人様~。
ご主人様、いらっしゃいますか?
(◆SE:ガチャ 扉が開く音)
(明るく)
あ、いらっしゃいましたね。
初めまして、私はエマ=ラーダともうします。 本日よりご主人様のお屋敷で住み込みのメイドをさせていただくことになりました。 ご主人様の手となり足となり働きたいと思います。ご要望ならなんでも聞きます! 何から何まで、お手伝いさせてくださいね。
(ベルクのセリフの間 少しあける)
(がんばるぞ!という意気込みを込めて) はい。初めてのお仕事ですね。ありがとうございます。私、嬉しいです! 何をしたらいいですか?
...あら。ブレザーのボタンが取れてしまったんですね。 すぐにお直しいたします。裁縫箱を取ってきますから、ちょっと待っててくださいね。
(エマが裁縫箱を取りに行く少し間)
(優しげに) 男子学生さんはよく動くから、すぐボタンが取れちゃうんですよね。 ...はい、できました!私、お裁縫は上手なんですよ。 また取れそうになったら言ってくださ...んっ
(キスの間)
(驚き) とつぜんキスするなんて、驚いちゃいます。 こういうお仕事も...私に任せていただけるんですか? (少し照れながら) ...嬉しいです。私、頑張ります。 でも、何からしたらいいんですか?
(もう一度キス)
(とろけた声で)
ん...あっ...ご主人様のキス、とってもおいしいです。 なんだか頭がぼうっとして...ふわふわする...。 次はどうしたらいいですか?まさか、キスだけでおしまいにするつもりではないですよね?
(ベルクがもう一度キスをする)
(処女をあげる覚悟をしたように)
...本当に、するんですね?
...。 いえ...自分からご主人様をお誘いしておいて申し訳ないのですが、私...。 こういうこと、初めてなんです。 だからどうしていいかわからなくて...。
(ベルクセリフ間)
(きょとんとして)
え?ご主人様も初めて?
(ほっとしたように)
そうだったんでですね...じゃあ、安心しました。
(ベルクセリフ間)
(恥ずかしそうに)
何が安心か、ですか?それは、その...。 私が初めてなこと、笑われちゃうんじゃないかなって思ったんです。 どんな風にしてさしあげたらいいのかもわからなくて、間違ったことをしてしまったら嫌だなっ て...。

(ベルクセリフ間)
間違ったことをしたらお仕置きをしてくださるんですか? なんだろう、お仕置き...。ふふっ、それはそれで楽しみですね。 じゃあ、私、服を脱ぎますね。 ...脱がなくていい?そうなんですか?
でも...。
(驚き)
きゃっ!
(エマ、ベッドに押し倒される) (◆SE:くちゅ
キスの水音)
(とろんとした声、男を誘うように) ちゅっ...ん、む...キスをする時って、...は、ぅ...どんな風に舌を絡めたらいいんでしょう。 ご主人様の...っ、あったかい舌が口の中に...ふぅっ...入ってくるのに...っ、私、どうしたらい いか...わからなくて...っ。
...吸う?ご主人様の舌を、吸うんですか?
(◆SE:くちゅ、くちゅ キスの水音続く)
はぁっ...こ、こうですか?私、うまくできてますか?
...よかったぁ。次は?ええと...?
(少し間)
(戸惑いながら)
ご主人様の唾液を、飲むんですか?
なんだか、いやらしい...。でも、私がんまりますっ。
...。
ん...はうっ...おいしい...。 あったかくてとろってして...ご主人様に汚されるなんて、私はメイドとして幸せですっ...。
(ベルクが耳を舐める)
(驚きとくすぐったさを感じた声で)
ひゃっ!

な、なんですか?耳を急に舐めて......。
っ! あぁっ...どうしてなの...なんだか、背中がぞくぞくするっ...。 あはぁあっ...!いや、だめぇっ...!
(ベルクが止まる)
...え?
やめちゃうんですか...?
いえ、その...だめって、本当にだめなわけじゃなくて...。
もっと...もっとしても、大丈夫です...。
(男が耳を責めるのを再開する) (◆SE:ぴちゃぴちゃ 耳を舐める舌の音)
(声に興奮の色が強くなってくる) あぁっ...!耳が、くちゅくちゅって...耳を犯されてるみたいで気持ちいいですっ...! もっとして...もっとぉっ...!
(少し間)
...えっ、おしまい? そんな...せっかく気持ち良くなったのに...。 "次は別の場所を触る"...ですか?どこを触ってくれるんですか?
(ベルクがエマのメイド服のボタンを外す) (◆SE:するする...
衣擦れの音)
(自信たっぷりに、ちょっと小悪魔っぽく)
...えへへ、おっぱい、ですね? 私、おっぱいには自信あるんです。着痩せしちゃうタイプですけど、脱いだら結構大きいんで すよ?
...ほら。
(少し間) え?"おっぱいは大きさじゃない、感度だ"...ですか?

もう、意地悪ですね、ご主人様は。
それなら、実際に触ってみたらいいじゃないですか。 私の感度がいいかどうか、確認してください。ブラも...外して、直接触ってほしいんです。
(◆SE:かちゃ ブラを外す音)
ね、見ただけでも感度がいいの、わかりませんか? こんなに乳首立ってるんです。まだ触られてもないのに。 色も気を使ってるんですよ?きれいなピンクのまんまでいるようにー...って。 どうやってピンクにしてるのかは、内緒ですけれど。 ほら、触っていただけますか?
私のおっぱい、ふにふにしてください。
(ベルクが胸を揉む)
...あっ。...ね?ほら、気持ちいい...すごく感じてるの、わかりますか? おっぱい揉まれて、ふわふわした気分になってるんです。 柔らかいの、堪能してくださいね? あ、あぁっ...はぁ、あう...ん...あひゃあっ?!
(驚き)
乳首っ!?
急につまんだらびっくりしちゃいますぅ。 あ、やぁっ、ん...っ!!びっくりしたけど...でも、やめないでくださいね? 乳首コリコリされるの、すごく気持ちいいっ...。 自分でするより、ご主人様にコリコリしてもらうの、すっごくイイっ...。
(ベルク、自分でしてるのかと尋ねる間)
(しまった、というトーンで)
って、あ...。
はうぅぅ...。ばれちゃいました。
(觀念したように)
そうです、よくオナニーしてるんです。 どうやって、ですか?えええ、それを答えなきゃいけないんですか...? 恥ずかしい...。 ...その...。左手で乳首コリコリして、右手でクリトリスいじるんです。 いつか誰かに触ってもらう日のために、開発しておかなきゃって...思って...。 ご主人様に満足していただけるように、私...。

(ベルク、エマを撫でる)
えへへっ。褒めていただけるんですか? 嬉しいです。ご褒美にもっと触ってくださる?嬉しい! ...乳首いじめてくださるんですか?それともおまんこいじってくださるんですか? ...はい、もうちょっと、乳首のほうですね。
(ベルクが乳首を吸う)
あうっ...ご主人様に乳首ペロペロされて、すごくイイ...っ! 乳首ギンギンに勃っちゃうっ!あはぁっ!ん、んんっ...! そうです、もっと舐めてっ。 乳首だけでイかせて...もっとっ、もっとぉ! いいっ、いいですぅっ...! あぁっ、イクっ...イク...ああーーーーっ!
(エマ、イく)
はぁ...はぁ...。
(意外そうな声のトーンで) オナニーでイクのと、人にイかせてもらうのって、違うんですね。 人にイかせてもらうと、とっても満ち足りた気分になります。 あの...他のところも触っていただけますか?
(ベルクうなずく。エマのスカートをたくしあげる)
スカート、たくしあげるだけですか...?どうしても服を脱がせてはくれないんですね...。 汚さないように気をつけなくちゃ...。もし何か付いちゃったら、着替えなきゃ。 ご主人様のお部屋でこんなことをしているとバレたら、メイド長に怒られてしまいます。 ショーツ...は、脱がせてくれるんですね。 あっ...いやだ、ショーツびしょびしょになってる...。
(エマのショーツの匂いを嗅ぐベルク)
(焦ったようなトーンで) やめてくださいご主人様、下着の匂いを嗅ぐなんて...。 ”エッチな液でベトベトで、女の匂いがする”なんて、そんな...。恥ずかしいです。 ...恥ずかしいのは私の方ですか?

”おっぱいしか触ってないのに、もうこんなにぐしょぐしょにするなんて恥ずかしい”? ...やめてください、そんな...そんなこと言われたら、私また濡れちゃう。 足、開きますね。
私の全部、見てほしいんです。
【トラック2】
(エマ、股を大きく開く)
(艶めかしく) 私のここ、もうびしょびしょなんです。ご主人様に触ってほしくて...。 いつもオナニーして開発してたから、感度が良くって、もうこんなになってるんです。 ...はい、おまんこ広げますね。よく見てください。
指でそっと触って...あううっ!
急に指入れたら、びっくりしちゃ...ぁぅう、はぁっ! 私、初めてなんですよ?お願い、そんなに責めないで...。 あ、はぁっ、ん、...ゃ、ああっ...! 責めないでって、お願い、して、...してるじゃないですかぁっ...! そんなにぐちゅぐちゅ指出し入れしたら、処女膜破れちゃううっ!
(◆SE:ぐちゅぐちゅ 水音)
...んっ!
はぁ...ゃ...はぁ...っ、あぅ...。
(おずおずと)
あの...お願い、してもいいですか? クリトリスも、触って...ほしいんです。そしたら、きっと...。 きっと、おまんこ、もっとほぐれるから。 痛いのは怖いから...気持ち良くしてほしいんです...。
(ベルク、エマのクリトリスを舐める)
あううっ!
...触ってってお願いしましたけどっ...舐めてなんて...! 舌がざらざらして、気持ちいいですっ...あぁ...っ、またイっちゃいそう...! 気持ち良くておまんこ、きゅっきゅってなっちゃう!
はぁあっ!
指がおまんこに入ってくるぅ!

おまんことクリトリス一緒にいじるの、だめぇ!
トロトロになっちゃう、初めてなのに、またイカされちゃうっ...あぁああっーーー!
(◆SE:ちょろちょろ... エマのおしっこの音)
(恥ずかしそうに) は、あう...気持ちよすぎて、おしっこ漏らしちゃった...。 ご主人様のベッドと私の服が...汚れちゃった...。 メイド長にばれないように、ちゃんと片付けしなくちゃ...。 ご主人様のお顔も、ちょっと汚れちゃった。ごめんなさい...。 お詫びに、私の処女おまんこ差し上げますから、許してください! あの、ご主人様...?
(少し間)
...おねだり、ですか?
(少し間)
わかりました。
ご主人様...え、ベルク様とお呼びしたほうがよろしいですか? では、ベルク様。エマの処女おまんこに、ベルク様の大きいおち...おちんぽ...突き刺し...突き 刺してください。
...今のじゃだめなんですか?もっといやらしく?
あうう...。
(息を大きく吸ってから、覚悟を決めて) ベルク様のぶっといおちんぽ、エマの処女おまんこに刺してぐちょぐちょしてくださいっ! ...これで、いいんですか...?
(ベルクが挿入する)
あぁあっ! まだ心の準備できてないのにっ、ベルク様入ってきちゃだめえっ! ”こんないやらしいおまんこ目の前にして、我慢できるか”ですか? でもぉっ、ベルク様も私も初めてなんですよ? 痛いのは...え?全部入っちゃいました? そんな...。おまんこほぐされすぎて、痛くなかった...。 (声に喜びのトーンが混じる)

なんだかお腹の中が押し広げられてるみたいで、くるしいけど、でも...。 変な感じがします。 お腹の中えぐられてる感じがするのに、気持ちいい...。 動いても、大丈夫ですよ。
...あっ、ぁ、ぅあっ、ん、んんっ! カリまで引き抜いて、それから一番奥まで突いてくださいっ。 そう、勢いよくっ...。はっ、あ、あうっ、んっ! 気持ちいいっ、すごいよぉっ...ベルク様ぁ、いいのっ! ...もっと気持ち良くしてほしいなら、おねだり、ですか?
はい。 エマのトロトロおまんこ、ベルク様のおちんぽでもっと掻き回してくださいっ! 気持ち良くなりたいのぉっ!
(◆SE:ぐちょっ、ぐちょっ 水音)
二人のえっちな汁で、おまんこ掻き回すたびに恥ずかしい音がしますぅ。 直接触られてるのはおまんこなのに、耳も責められてるみたいです。 あっ、あはっ、あうっ、ん...全身がおまんこになっちゃったみたい。 初めてなのに、こんなに気持ちいいなんて...! ベルク様、奥もっとコツンてして...?子宮口叩いて、エマのおまんこ広げて? ああんっ...そう、そうですっ! コツンて、するのっ...!すごいっ...!体の奥に響きますぅ...! もっと、もっとぉ!
(ベルクの動きが急に止まる)
...ぁ...。急に止まって、どうしたんですか? そうですか...ベルク様もイっちゃいそうで、休憩...ですか。 イっちゃってもいいんですよ? え、だめ?”もっと長く味わいたい”?”もっとエマのえっちな顔みたい”...ですか? (少しだけ恥じらいを、でも今までより大胆に) じゃあ、奥まで入れないで、先っちょだけ入れてください。 Gスポットこすってくれたら、私えっちな顔になりますから...。
ああああっ!
(ベルクが浅い場所で腰を動かす) (そうそうそれ正解!というようなはっきりしたトーンで)

そう、そこですっ!エマのGスポット、そこぉっ! お腹の前側がこすれて気持ちいい...! あんっ、あぁっ、ひゃああっ...!体が、空に飛んでくみたい...! また、イっちゃう、イっちゃうの、だめ、またっ...ああーーーーっ! イってるのに、ベルク様っ、止まってくれないよぉっ。 連続でイっちゃう、またなのっ、おまんこビクビクしちゃうっ! ああぁあーーーーっ! (自分が連続イキしてることに驚きつつ、気持ち良さに対し大胆になる) さっきまで処女だったのに、Gスポットぐりぐりされて連続イキしてるっ。 気持ちいい、恥ずかしいけど、すごいっ...いいよぉ!
あはああっ! (声のトーンを抑え、内緒話をするように) ...お願いです、ベルク様、また奥までちょうだい? 私と一緒に気持ち良くなって、ベルク様もイキましょう?
(◆SE:ブシュッ、など 肉棒が奥まで突き立てられる音)
(喜びに満ちた声で)
ああーっ!奥までベルク様が来たぁ! いいです、いいっ...!奥まで掻き回されるの、気持ちいいっ。 奥にベルク様が入ってくると、おまんこ自然に締まっちゃう! あっ、おまんこきゅっきゅってなってるの、わかりますか? ベルク様のおちんぽが奥をコツンてすると、気持ち良くて締まっちゃうの! すごく気持ちいいんですっ。
...ねえ、ベルク様も気持ち良くなりましょう? 熱いおちんぽ、破裂しちゃいそうですっ。破裂する前に、私の中でいっぱい出してください! あぁっ、あ、はぁっ。もっと、もっと激しくしてっ。 またイっちゃうから、ベルク様も一緒に来てッ。 もう、だめ、イク、イクっ、激しっ...あうっ、あ、ああっーーーー!
(◆SE:どぷっ 射精の音)
(満ち足りた声のトーン)
あ...はぁ...はぁ...。 ベルク様のおちんぽが、中でビクンビクンって...。 中にセーエキいっぱい出されちゃった...。お腹の中が熱いよぉ...。

気持ちよかったです...。初めてなのに、いっぱいイっちゃった...。 ...もうちょっとこのまま、抱きしめていてくれますか? えへへ、嬉しい。
お片づけはあとでしますから...。
【トラック3】
(状況説明:初めてのセックスから少し日数が空いている。夜、自室で扉を開けたまま勉強し
ているベルクの部屋の前をエマが通りかかる)
(◆SE:コツ、コツ エマがゆっくり歩いている音)
(優しげな声で)
...あら、ベルク様。こんな時間までお勉強ですか? 学生さんの本分はお勉強って言いますものね。 私は学ぶことより働くことを選んでしまいましたから...ちょっとベルク様が羨ましいです。
(◆SE:パラパラ... 本のページをめくる音)
がんばるのは素敵なことですけど、あんまり根を詰め過ぎないようにしてくださいね。 ...そうだ!お夜食を作ってまいります。 なにか美味しいものを持ってきますから、それで一旦休憩になさってはいかがですか?
(間、エマが夜食を持ってくる)
(料理は自信ないけど、頑張って作りました...的な) はい、あり合わせのもので作ったんですけど...サンドイッチです。
(間)
(ほっとした様子で)
...おいしいですか?よかった。 ところでベルク様、なんのお勉強をされていたんですか?
(間)
...へえ、難しそうな本ですね。 私にはちょっと分かりそうにないです。今度、私にも教えてくださいね。

お勉強の邪魔をしてはいけませんから、そろそろ私は部屋に戻りますね。 ...え?”もう少し休憩するからここにいていい”ですか? 嬉しいです。...ベルク様のおそばにいると、なんだか心が温かくなるんです。 触れなくても、おそばにいるだけで。
これはなんていう気持ちなんでしょうか。 好き...かしら。でも、私とベルク様とでは身分が違いすぎて、好きになったらいけません...よ ね。
(ベルク、首を横に振る)
そんな。ベルク様はいいとおっしゃっても、ほかの人が許しません。 でも...私があなたをお慕いしているのを、ベルク様は嫌だと思わないんですね。 どうしてそんなことを言うのか、って顔をなさっていますね。 だって...。身分が違うのに、一緒になれないことをわかっているのに、好きになられても困る かなって思ったんです。
...違うんですか?
えへへ。じゃあ、教えてください。 私の気持ちを受け止めてくれるって、教えてほしいんです。私に触れてください。
(間)
部屋の明かりは、消さないんですね?
(少し戸惑い) ちょっと恥ずかしい...です。でも、ベルク様になら全部見られてもいいです。 あの、私...ベルク様に初めて抱いていただいた時から、少しだけ努力したんですよ? あの時はメイド服を着たままだったからわからなかったかもしれないけど... ベルク様に気に入っていただけるように、ちょっとダイエットしたんです。 くびれのラインがあのときより、ちょっと綺麗になったでしょう?裸だから、よくわかると思 うんですけど...。 どうしてでしょう、初めてのときから、どんどんベルク様を好きになっていくんです。 ベルク様に会うと胸がドキドキして...今もほら、こんなに高鳴ってるんです。
(間、ベルクがエマの胸に触れる)
あっ...あぁん。鼓動を聴いてもらうつもりだったのに、おっぱいを揉むなんて。 でも、すごく気持ちいいです。あの日以来、またこうしてほしいって、思ってたんです。 (恥じらいながら)
おっぱいも、乳首も、触れてほしいって言ってます。 ぎゅってつまんでください。...あぁっ!

両方いっぺんにつまんじゃ嫌っ...感じちゃいますぅ! はあっ...ああっ...気持ちいい...。 ベルク様の指でコリコリされるの、すごく好きです。 ねえ、ベルク様...?今度は私がご奉仕して差し上げますね?
(間)
(本で見たうろ覚えの知識なので、自信がない) パイズリ...?って言うんですよね、こうやってベルク様のおちんちんをおっぱいで挟むの。 本で読んだんです。おっぱいの大きな女の人が、男の人に奉仕するの。 え、何の本か、ですか?
それは...内緒です。恥ずかしくって言えません。 ええと、おっぱいで挟むだけじゃ、あんまり気持ち良くなさそうですね...。 ”そうでもない”?だったらいいんですけど...。 でも、もっと気持ち良くなってほしいんです。 どうしたらいいのかな...あ、そうだ。先っぽをちょっと舐めてみますね。
(◆SE:ぴちゃぴちゃ 亀頭を舐める音)
(この辺りからだんだん大胆になり始める)
ん...ど、どうですか?気持ちいい? もっと舌を湿らせたほうがいいのかな...口につば溜めるので、ちょっと待ってください。 これでどうかな...
(◆SE:ぴちゃぴちゃ 舌で亀頭を舐める音)
あはっ。ベルク様、気持ち良さそうな顔してますね。 私、ベルク様のそのお顔を見るのが好きなんです。 前にえっちしたときも、私の中に入ってからそんな顔してて、胸がきゅってしたんです。 あれ...なんかしょっぱい味がしてきました。
もしかして、これが我慢汁ってやつ...ですか? だんだん気持ち良くなってくださってるんですね。 おちんちん...あ、おちんぽって言ったほうがお好きでしたっけ...の先っちょは舌でペロペロさ れて、
竿のほうはおっぱいでこすられてるの、どんな感じですか?
おまんこに入れるのと、どっちが好きですか?

(間)
(少し不安げに)
...そっか、別々の感覚ですよね。 私にはおちんぽ生えてないから、わからないんです。どうしたら気持ち良くなってくださるの かも、よくわからないんです。 ベルク様の表情だけが頼りで...私、気持ち良くして差し上げられてますか? ...いいえ、答えて下さらなくても、その表情だけで十分です。 ぺろ...ん、我慢汁がいっぱい出てきましたね...おいしい...。 なんだかおっぱいでこすってる部分も熱くなってきました。 とっても硬い...今にもはちきれそうです。 おちんぽにおっぱいこすられて、私も気持ちいいです。 パイズリしてる乳首、触ってくださいますか?
(声の音圧が上がるように) ...あぁっ!いいよぉっ...ベルク様のおちんぽしごきながら、乳首触られてるっ。 気持ちいい...すごい、ご奉仕してるの私なのに、こんなに気持ち良くなっていいのかなっ? もっと欲しいよぉ...おちんぽごしごしするの、もうちょっと早くしますね...はぁっ。 エマのふわふわおっぱいで、おちんぽ気持ち良くなってくださいっ。 ん...は、ふぅっ...あぁ...!ああっ...!
先っちょ、もう我慢汁と私の唾液でトロトロですぅ。 もしかして、そろそろ出ちゃいますか?
いいですよ...っ、顔にかけてください。
(◆SE:どぷっ 射精の音)
(驚きとともに興味津々なように)
あうっ...!
顔がベルク様のセーエキでどろどろですっ...。 イカみたいな匂い...生臭くて、クセがある感じ...。初めてです、こんな匂い...。 顔拭かなくちゃ...あ...おっぱいも手もベトベト...。 くんくん...。臭いけど、なんだかちょっと気になってきちゃいました... ベルク様、これ舐めてもいいですか?
(間)
(喜びに満ちた声で) ちょっと苦い...でも、ベルク様のだと思ったら美味しく思えます。

ふふっ...ベルク様のどろどろセーエキ、美味しい♪ 顔についたのも舐めちゃいますね。 ...ん、髪の毛についたのは取れなさそうですね。 まあいいです、舐められるのだけ飲みます。
ちゅ...ん、は...。 こんなにおいしいものを体に隠してるなんて、もったいないです。 もっと私に味わわせてくださいね!
【トラック4】
(自分への愛撫も期待するような、おずおずとした声で)
ベルク様はおちんぽ綺麗にしましたけど...これで休憩は終わりになさいますか?
(間 ベルクはどうしよっかな~的な答え)
(ちょっと沈んだトーン) そっか...そうですよね。お勉強しなくちゃいけませんものね。 私も気持ちよくして欲しいなんて、言ったらだめですよね...。
(間)
(声のトーンが明るくなる) えっ、いいんですか?ベルク様、続きをしてくださるんですか? 嬉しいです。私、何でもします!ベルク様のためだったらどんなこともしますから! そうですね、痛いのは嫌ですけど、できるだけ頑張ります。
(間)
...そんな、恥ずかしいです! (少しだけ拒否するように、でも本心で拒否しているわけでない) 何でもしますって言いましたけど、それはちょっと...。 ”嫌ならここでおしまいにしてもいい”...ですか?えええ、それも困ります。 私、えっちなこと期待して体がむずむずするんです...。 ”だからむずむずを自分で抑えているところを見せてくれ”? ...それは恥ずかしいです...。だって、つまり...オナニーしてるところを見せろってことですよ ね...。
しかも、窓ぎわでなんて...。
...。

(涙声で) わかりました。出窓のところでオナニーしたらいいんですね?
(◆SE:ぴた、ぴた エマのはだしの足音)
...ベルク様、私が一人で気持ちよくなってるところ、よく見ていてくださいね。 出窓に座るなんて、はしたないけれど...でも、ベルク様のためなら...。 ...もう一つ注文ですか? ”どこを触るか自分で解説しながらオナニーしろ、俺に女の体の構造を教えて”、ですか? そんな恥ずかしいこと...。 いや、やります。ベルク様のおちんぽ欲しいから、やらせていただきます。
(◆SE:くちゅ オナニーで聞こえる粘液の音)
(緊張した面持ちで、解説するように) ベルク様、見えますか?これが私のおまんこです。 毛が生えてないから丸見えになっちゃってますね...。 ここのピンクのヒラヒラが小陰唇で、こっちのほうが大陰唇です。 やだ、もうびちょびちょ...まだ見られてるだけなのに。 それで、こっちの上についてるのがクリトリスです。 クリトリスももうこんなに大っきくなって...。 ちょっとだけ触ってみますね。 ...んん!なんだか、体に電気が走るみたい。は、ぁっ...指、気持ちいい...! 指がベルク様のっ...だったら...っ、もっといいのにっ...! あぁんっ、ちょっとだけのはずだったのに、指止まらないよぉ! クリトリスくちゅくちゅ気持ちいいよぉ! 気持ちよすぎておまんこからえっちな汁がいっぱい出てきちゃう! あぁっ...!えっちな汁が指に絡んで、クリトリスねばねばになるっ...。 おまんこも触りたいよぉ、ベルク様、触っていいですか?
(間) (◆SE:じゅぷ... 膣に指を入れる水音)
(快感に没入するように、とろけた声で)
おまんこにエマの指飲み込まれちゃった...♪

一気に二本も飲み込んで、自分でもほんとにえっちなおまんこだって思います...。 ベルク様...っ、ベルク様ぁ...私のオナニー、ちゃんと見ていてくれてますか? 窓の外に人が歩いてたら、その人にも見えちゃいますぅ。 えっちなエマのオナニー、他の人にも見えちゃいますぅ。 でも、私の体はベルク様だけのものです、誰にもあげません! えっちなご奉仕も、ベルク様にだけして差し上げますっ。 あぁっ...ベルク様のおちんぽ早く欲しいよ、自分の指なんかじゃ満足できないよぉっ...。 だけどベルク様に喜んでもらいたいから、オナニーしますっ...自分でよがってるところを見て もらいますっ...! あっ、ああっ、ん、ベルク様のこと考えてたら、おまんこキュンキュンしてきたっ...! これならイっちゃうかも、大好きなベルク様の目の前でオナニーしてイっちゃう! あ...あっ、あっ、ぅあっ、イク、イクーーーーっ!
...はぁ、...はぁ。
イっちゃった...♪ベルク様に見られながらイっちゃった...。 おまんこびしょびしょになっちゃいました...ねえ、約束通り、大きいおちんぽ頂けますか? ベルク様のおちんぽ、私のオナニー見て、もう大きくなってますね。 これならすぐに入れられそう。
おねだりが欲しいですか?そうですね...。 ベルク様のおちんぽ、エマのおまんこにぶっ刺してください♪
(間)
(心から喜ぶように)
えへへっ。嬉しいです。 どんな体位で入れてくれますか?ベッドに移動しますか? ...ここ?この出窓でするんですね? 窓におっぱいを押し付けるんですか?ひゃっ...窓ガラス、冷たい...。 これじゃ、外に人が来たらえっちしてるってバレちゃいますぅ。 ...”バレちゃだめなのか”ですか? だめに決まってますよ!私とベルク様は身分が違うんです。 もしこんなことしてるってバレたら、離れ離れにされちゃいますぅっ。 ...お尻、もっと高く突き出したほうがいいですか? 今日は後ろから入れてくれるおつもりなんですね。 はい。これぐらいなら、入れやすいかな...。 ひゃぁあんっ、おまんこのお肉かき分けちゃだめですぅっ。 ”かき分けなくちゃ入れられない”って...そうですけど...あぁんっ。 や、入ってくるっ...。

ベルク様のおちんぽがおまんこに挿入されてるっ...!
この圧迫される感じ...大好き!
あったかくて、気持ちいいよぉ...。
あぁんっ、はぁっ、あう...すごいぃ、さっきおっぱいで感じてたより、大きく感じるぅ!
(◆SE:パン、パン 腰がぶつかる乾いた音)
(セックスに全ての意識がしめられているように) パン、パンって...ベルク様の腰が私のお尻に当たって...はぁんっ、音がしてるっ...。 音がするほど奥までおちんぽ入って、気持ちいいよぉ...。 もっと、もっとしてくださいぃ、奥までぐちゃぐちゃにしてっ。
(◆SE:パンパン、 腰の動きが早くなるのに合わせて音の間隔も短く)
あううっ!
はっ...激しいよぉ。 ベルク様のおちんぽが、私の中ぐりぐりするぅっ...。 後ろから入ってると、前からのときとは違うところがこすれる...! あぁっ、この前と違うよぉ!気持ちいいところが違うのっ...! だめ、もっと感じてたいのに、イっちゃう! 激しくされたらっ...イっちゃううっ...あっ、あああっ! あぁんっ...!イってるのに...っ、ベルク様がやめてくれない...! これじゃ、どこまでも...どこまでもイっちゃいそうっ...。 あぁっ、あぁああっーーーー! もう、限界です...ベルク様、出して! おちんぽミルク、私の体に飛ばしてっ。 ベルク様っ...私、っ...あなたのためなら、何だってしますっ...。 どこにだって出していいからっ...! あなたには私はただのメイドかもしれないけど、私は...。 私はっ...あぁぁんんんっ!
(◆SE:どぷっ 射精の音)
はぁ...はぁ...。
今日はお尻にかけてくださったんですね。

...中に出していただくのも好きなんですが、体にかけられると、なんだかベルク様に汚された みたいで...。
嬉しいです。ふふっ。
...私はベルク様のものですよ。 私にかけられたこのセーエキが証明するみたいに、私はあなたのものなんです。
【トラック5】
(状況説明:トラック3、4からまたしばらく時間が経ったころ。朝、ベルクがエマを部屋に
呼び出す)
(◆SE:ちゅんちゅん... 朝の鳥の鳴き声) (◆SE:コンコン 扉をノックする音)
ベルク様、お呼びでしょうか。
(間)
...”この前の言葉だけど”...?この前って、なんでしたっけ。 いえ、シラを切るつもりなんてないですよ? ただ本当に思い出せなくて...。
(間)
...!
確かに、言いましたけど...。 「私はベルク様のものだ」っていうのは、本心ですけれど...。 ”それを証明してほしい”、ですか?
それはどうやって...。
(間)
(びっくりしたように)
ええっ?!そんなこと...。
(間)
(恥ずかしながらも決意した声で)

いいえ、やります。
恥ずかしいですけど、ベルク様のためなら、私頑張ります。 このおもちゃをおまんこに入れて、下着をつけないまま1日過ごせばいいんですね?
(間、ベルクうなずき) わかりました。じゃあ、ショーツはここで脱いでいきます。
(◆SE:スルスル 衣擦れの音)
(少し恥じらい)
...格好はこれでいいですか。
ここに、おもちゃを入れるんですね。
...んんっ。 このおもちゃ、長くはないし太さもそうでもないけど...異物感があって変な感じがします。 ...きゃあっ!
(◆SE:ウィーン... おもちゃのモーター音)
中で振動してるっ...ああっ...あう...。
(◆SE:ちゅるっという音 おもちゃが膣から抜ける)
あっ...落ちちゃいました。 どうしよう、これ...感じて中が締まると、すぐに出てきてしまうわ。 ベルク様はひどいお人ですね、こんなことをわざとさせるなんて。 ”嫌ならやめてもいいけど、やめたら二度と抱いてあげない”...? (「二度と抱かない」と言われて焦るように)
そんな、嫌です!
私はベルク様が好きなのにっ...。 頑張ります、1日耐えてみせますから。うまくやれたら今晩えっちしてくださいますか? ...よかった。
もう一度おもちゃを入れますね。 ああっ...こんなおもちゃ、感じなければどうということもっ...くぅっ...。 また抜けちゃうっ、だめ...!
...ああ、今度は大丈夫。コツが少しずつ掴めてきました。

1日頑張りますから、見ていてくださいね。
(少し長めの間) (◆SE:ほー、ほー フクロウの声) (◆SE:コンコン 扉をノックする音)
(快感を我慢している声で)
ベルク様、約束通り夜になりました。 ...見ていてくださったとおり、私頑張りましたよ。 おまんこからおもちゃを落とさないように、中に入れる力加減を加減して。 うまく生活はできたと思いますが...。
(間)
動きがいつもよりぎこちなかったの...バレてましたか。 お皿を割ったのも私だって、気づかれてたんですね。 うーん、ベルク様には隠し事ができませんね。 ...ベルク様って、意外と私のこと見ていてくれているんですね。 ”それはそうだよ”って...、どうしてですか? ”エマのことが好きだから”? (「好き」と言われて胸が高鳴っている) ...え?私のこと、今...好きって言いましたか?
嬉しい!
ベルク様もそう思っていてくださったんですね。 私、てっきりベルク様にはただの召使だと思われていたんじゃないかって...不安だったんです。
気まぐれで私を抱いてくださるのかなって。 私がここへ来てからひと月と少し...。 初めて会った日にベルク様に抱いていただいて、それからずっと好きでした。 何を命じられてもお応えしてきたつもりです。
でも、不安だったんです。 ベルク様が私に命令するのは、メイドだからかなって...。 だけど違ったんですね。 私のこと、本当に好きで抱いてくれていたんですね。 それがわかったら、なんだか...なんだか私...。 (エマ泣き出す)

(涙を拭いて、明るく) ...ぐすっ、せっかく好きになってもらえたのに、泣いて困らせてはいけませんね。 約束通り、私を抱いてくださいませんか。 私も出来る限り、ベルク様を気持ちよくして差し上げます。 さあ、お召しものを脱がせて差し上げますわ。 ベッドに横になって、私に任せてください。
(間) (◆SE:スルスル 衣擦れの音)
(ペニスを勃起させているベルクに少し意地悪をいうように) ベルク様、もう期待なさっているのですか?
おちんぽが硬くなってます。
...触りますね。 どうしてあげたらいいのかな...ええと、竿の部分を上下にこすればいいんでしょうか。 ...これでどうですか?
おちんぽシコシコしごかれて、どんな気持ちがしますか? ”もっと大胆に触っていい”ですか? こんなに恐る恐る触ってちゃだめなんですね。 ...もうちょっと力を込めたほうがいいんでしょうか。...こうかな? (嬉しそうな声で)
あ、ベルク様が気持ちよさそうな顔してる♪ 私、そのお顔が見られるのが本当に嬉しいんです。 私が触ってさしあげることで、気持ちよくなってくださるんだって...そう思うと、胸が締め付 けられます。
...この前みたいに、舌で舐めたらもっと気持ちよくなってくださるかな。 いっそ口に含んじゃってもいいかもしれないわ。
ベルク様、お口で失礼しますね。
(◆SE:ちゅぱっ
ペニスを口に含む音) (以下フェラ中の言葉は舌足らずな感じでお願いします)
はむっ...どうですか?口の中の感触は。 ベルク様のおちんぽって本当にあったかくて、大きくて...舐めてるだけでも心が満たされます。
亀頭は柔らかくて、ふにふにして...あっ、歯が当たったら痛いですよね。ごめんなさい。

上顎でこすってあげます。
(◆SE:じゅるじゅる... ペニスをバキュームフェラする音)
(めいっぱい明るい声で) えへへっ、音立てたらおちんぽビクンってしました! 気持ちいいんですね! じゃあ、今度は奥まで飲み込んじゃおうかな...んぐっ。 はぁ...慣れてないからえづきそうになっちゃいました。 でも、奥まで咥えるのも好きそうですね。じゃあ、もっとしてあげますね。
(◆SE:じゅぽじゅぽ 唾液を溜めた口で愛撫する音)
ベルク様...気持ちいいですか?
表情だけじゃ足りなくなってきちゃいました。言葉でも私に好きだって言ってください。
(間)
...嬉しいです。
私も好きです、ベルク様。 初めて会った時から、ずっとお慕いしています。 いくら言葉にしても、どんな行動をしても足りないぐらい...。
(◆SE:じゅるじゅる フェラを続ける音)
お口の中で、イってください。
でも、まだ刺激が足りないでしょうか。
手で竿もしごいてあげますね。 指でシコシコして、お口で先端ぺろぺろしたら、おちんぽからセーエキ出せますか? 私のお口に出してほしいんです。 喉の奥にぴゅっぴゅって勢いよく飛ばしてください。 また味わいたいな、ベルク様のセーエキ。
ん...はふっ、くちゃ...はむっ。
あっ、おちんぽパンパンになってきました!
そろそろ出るかな、いっぱい出してください、全部受け止めますからっ。

(◆SE:どぷっ
射精の音) (フェラの最中の舌足らずな喋り方ここまで)
(喜びに満ちた声で)
んんーっ。 喉の奥にベルク様のセーエキいっぱい出たぁ♪ この前より味が濃い気がします! 苦くて、ベトベトするけど濃厚な味です。 一滴残らず、全部ごっくんしましたよ。 今日だけじゃなくて、またセーエキ飲ませてくださいね♪ ...って、きゃあっ!
【トラック6】
ベッドにいきなり引っ張るなんて、何をするのですかベルク様ぁ。 え、”今度はエマの番”ですか?
何をなさるのですか...? ”まずは仕込んだままのおもちゃを外す”?
あっ...それはっ...。
(◆SE:ちゅぽんっ 濡れた膣からおもちゃが抜ける音) (◆SE:ウィーン...
モーター音)
あぁんっ...! おまんこビショビショになってるの、ベルク様に見つかっちゃった...。 ベルク様の指以外でこんなに感じるなんて、エマは恥ずかしい女の子です...。 抜いたところからえっちな汁が溢れてくるよぉ...。
(恥じらいながら)
...だって、気持ちよかったんです。 今日1日、私はこのおもちゃをベルク様の指だと思って過ごしました。 ベルク様がいつも私を弄ってくださってると思うと...気持ちが昂ぶって...。 どんどん濡れてきちゃうんです。 途中で、お手洗いに行った時に抜いて、おまんこも拭いたんです。 でも何度拭いても中からどんどん溢れてきて...。
(間)

すみません。...拭いていいとは、ベルク様はおっしゃいませんでした。 でも、拭かなかったら足までえっちな汁がたれて来てしまって...。 床にシミをつくりそうなほどだったんです。 本当です、そんなの恥ずかしくって。 もし他のメイドに見つかったらと思うと...! もし見つかったら、私たちが何をしてるかバレちゃうって思って...。 あぁっ...息を吹きかけないでくださいっ。 息がかかるだけで、えっちな汁出てきちゃいそう...。
(間)
...おしおきですか?そうですよね、そうなりますよね...。 ごめんなさいベルク様。私はいけないメイドです。 ベルク様がお叱りになるのなら、私は甘んじて受け入れます。 (期待を込めた声で)
それで...何をしてくださるのですか? ...え?”おしおきをするのに声が喜んでいる”? そんなことはないで...いえ、すみません。エマは罰当たりな子です。 おしおきをしてくださると聞いて、またおまんこがきゅうっとなりました。 ベルク様が与えてくださるなら、喜びでも罰でも構わないのです。 私は何をしたらいいですか?
(間)
言いつけ通り、四つん這いの格好になりましたが...何をしてくださるのですか? ...っあぁ!
急にお尻を広げたら、また体がヒクついてしまいますっ。
何を...っくああっ。
お尻の穴に何か...飲み込まれていきますっ...!
これは、なんですか...?
ビーズか真珠みたいな...丸いものの感覚がしますっ...。 あぁん!どんどん中に入ってくるっ...。 お尻は入れるところじゃないのにっ...私どうしてっ...こんなに感じてるの、...っ! あーっ、はぁーっ、んんーっ。 こんなところ、触ったことないのにぃ...気持ちいいーっ。
(◆SE:びちゃびちゃ 膣に指を入れると水音が出る)

(余裕をなくした声で)
あ、あうっ! そんな、お尻の穴にも入ってるのにっ...おまんこにも指を入れないでぇっ! あぁーっ、指が入ってるだけなのにっ...。 腸の壁とおまんこの壁の間を指とおもちゃで両側からこすられてる...! しゅごいっ...気持ちいい...! こんなおしおきされたら、おまんこからもっとえっちな汁出ちゃいますぅ! おまんこ濡れすぎて、足までびちょびちょになってるっ...。 あっ...指を動かさないでくださいっ...。
おもちゃもだめっ...! おまんこの、お尻の側の壁こすったら...おかしくなっちゃう! 変な感じがするんですっ、コリコリして、気持ちいいっ! お尻いじめられるの初めてなのに、私イっちゃう! あっ、あぁっ、はう、あんっ......だめえ、イクーーーーっ!
(◆SE:ぷしゃあっ 潮吹きの音)
(放心状態の声で)
あ...あう...はぁ、はぁ...。
体が、全身が...びくびくする...。 ベルク様におしおきされて、エマ、イっちゃいました...。 またベッド汚しちゃった...。 ベルク様のベッドなのに、私のえっちな汁いっぱい吸ってますぅ。 エマは悪い子です...もっとおしおき、してください...。 あ、そうだ...エマのおまんこ汁で汚れた手、綺麗にしなくちゃ...。 ...ベルク様、指お舐めしますね。
ん、...ちゅ...はう...。
私のえっちな汁...ベルク様のセーエキとは違うクセがあります...。 ちょっとしょっぱくて、あと酸っぱい感じがする...。
ねえ、ベルク様...? ベルク様、私のこといじめながら、おちんぽまた大きくさせたんですね。 ふふっ、立派なおちんぽですね。私はこれが大好きなんです。 ...ベルク様の以外は、見たこともないんですけどね。 おっきくしてくださったなら、気になることがあるんです。 エマの酸っぱいおまんこ汁と、ベルク様の苦いセーエキが混ざったら、どんな味がするでしょ うか?

私、興味があるんです...。 私のおまんこに、ベルク様の大きいおちんぽ入れてくださいませんか?
(間)
今日は私が上になるんですね。 ...そうですよね、私がベルク様のことを欲しがったんだから、自分で動かなくちゃ。 ...入れますよ、...んんっ。
あ...ちゅるんって入っちゃった。 あぁ...お尻の穴にまだおもちゃが入ってるから、おまんこ圧迫される感じがいつもと違いま すっ。
お腹のなかパンパンになった感じがするっ...!
ちょっと苦しい...けど、動きますね。
...は、...ぁ、んっ...あう...うんっ。 私が上になると、まっすぐ奥まで入って...っ、これはこれで、気持ちいいですっ。 力入れてないのに、子宮口にコツンて当たるんです...っ。 腰動かしても奥がこすれるだけで...あぁっ、いい...!
...ひゃっ!
ベルク様、私おまんことお尻の感覚でいっぱいいっぱいなのにっ...! おちんぽ入れながらクリトリス触られたら、それだけでイっちゃうっ! ...あ、だめ、だめですっ、...せっかく私が上になって、ご奉仕してるのにっ...! クリトリス触られながらおちんぽ飲み込んだら、すぐイっちゃう...! あ、...らめ、らめえっ、イクのっ、イクっ、あぁああーっ!
(◆SE:ぷしゃあっ 潮吹きの音)
...ふぅっ、...ふぅ。
(今度の潮吹きは恥じらいながらも満足げに) また潮吹いちゃった...。ベルク様に気持ち良くしてもらうと、潮吹く体になっちゃったみたい です...♪
あーあ、ベルク様の腰びちょびちょにしちゃいました。 あとでお風呂に入りましょうか。一緒に入ってもいいですよね? メイドとして、私がしっかり洗ってあげますから。ね、いいでしょ? ...でも、ごめんなさい。私ばっかりイってちゃ、申し訳ないですね。 ベルク様も気持ち良くなってください。...動きますね。 ん、あ、ああっ...あ、子宮におちんぽこすり付けてるの、わかりますか? 亀頭で感じてくださるかしら、エマの子宮の形。

あっ...そんな、下から突き上げないでっ...くださ...ひゃあんっ。 いやっ...ご奉仕してるのはっ、私なのに...!
ベルク様、動いちゃ、らめっ...あ、ああっ! 激しく突き上げたら、私またイっちゃう!ベルク様のこともっと気持ち良くしたいのにっ! ...そう、そうです。
ベルク様は動かなくていいんです。 ほら...ん...はぅっ...私が動いて、気持ち良くして差し上げます。 ...ね、ベルク様っ。 腰が動くたびにエマのおまんこきゅっきゅってなるのっ...わかりますかっ? 大好きな人のおちんぽ咥え込んだら、離さないからっ♪ もっと気持ち良くなってもらうまで、おまんこから出してあげませんからっ♪ そろそろイケそうですか?
じゃあ...ベルク様から動いてもいいですよ。 激しくしてください!...イってください。 私の中でセーエキぴゅっぴゅってして? あっ...ほら、そろそろイケますか?ねぇ?出してくださいっ。 あっ、ぁあっ、感じますっ、そろそろ出そう、私の中に出してっ。 は、あ、ああーーーーっ!
(間)
...今日もいっぱいエマのおまんこに出してくださいましたね。 私、嬉しいんです。 ベルク様のセーエキをおまんこに感じるたび...満たされる気持ちになるんです。 ベルク様は、どうですか?
...えへへ。嬉しい。そう思ってくださるんですね。 これからもずっと一緒にいてくださいね。 私を愛して、たまに責めて、いっぱい遊んでくださいね。



「みがわりツインズ 二泊三日の恋」

~相田広告代理店・社長室~
【宗介】「ちょっ、社長! なんで俺なんですか!!」
俺は社長室の重厚なデスクを両手で大きな音がするほど叩いた。
【相田】「そりゃ、お前が一番若造だからだ、宗介」
社長の相田さんは、軽く溜息をついて、俺をいなすように言う。
【宗介】「若造って、この会社には相田社長と奥様のリコ副社長と俺しかいないじゃないですか!」
【相田】「だからだよ、宗介。お前が一番若造だ。わかったな?」
【宗介】「『わかったな』じゃありません! 俺は納得いきません、チャラチャラしたアイドル気取りの、半分素人みたいな女の子のお世話係なんて!」
そう、俺は嫌な仕事を振られて必死にもがいていた。
アイドル気取りの女の子の世話なんて、絶対に嫌だ。
たとえ、それが今女子高生に大人気の女の子だとしても。
【相田】「そう言うなよ宗介。アイドルのお世話をするのも、この相田広告代理店の立派な仕事のうちの一つだ。わかるだろう?」
【宗介】「それでも! 今までだったら、アイドルのお世話係は社長が喜んでやっていたじゃないですか! 春元康のプロデュースの女の子とか」
【相田】「あれは、春元先生に失礼があってはいけないからね。お前みたいな新人に毛の生えたやつにはまだ任せられないんだよ」
新人に毛の生えた、と言ったって、俺ももう25だ。
この「相田広告代理店」にお世話になり始めたのは大学2年生の夏からだから、もう5年もこの業界にいることになる。
【宗介】「それを言ったら、今回の案件だって外国からわざわざ女の子が来日するんですよ? 社長が対応するのがいい案件じゃありませんか?」
【相田】「おいおい宗介。こういう時は何て言うのか、入社した時に教えなかったか?」
【宗介】「くっ……『まずはイエスと言え』ですか……都合のいい時ばっかり」
【相田】「外国から来日するって言ったって、お前の言う通り半分素人の女の子なんだ。歌を歌って人気者だか何だか知らんがね、ユーチューバーってやつは」
【宗介】「はぁ……結局社長には言い負かされてしまいますね……確かに、俺が言いました。『半分素人の女の子だ』って」
【相田】「ふふっ、自分の間違いを認めたな。じゃあ、羽田まで迎えに行ってこい」
そう言うと、相田社長は俺に車の鍵を投げ渡した。
【相田】「俺のフォードを3日間貸してやる。今回のクライアント──キャサリン・シラー・愛月の仕事以外、お前は直行直帰でいいからこの車を自由に使え」
【宗介】「は……はぁ」
【相田】「いい仕事を期待してるぞ。キャサリンのご機嫌を損ねないようにな」
俺はフォードのゴツゴツした鍵を手に、社屋を出る。
仕事をしたくないとゴネてしまったから、キャサリンの到着する予定の便に間に合うだろうか。
エンジンをかけて、俺は羽田空港を目指した。

~羽田空港~
【宗介】「間に合った……! 入国ロビーは、たしかこっちだな」
俺は羽田空港の広い駐車場にフォードの車を止めて、国際線入国ロビーへ向かった。
俺が到着した時には、ちょうどアメリカ・サンフランシスコからの便が到着した直後だった。
荷物を受け取った観光客やビジネスマンが、入国ロビーに次々と入ってくる。
その中に一人、美しい長い金髪の女の子がいた。
【宗介】「あれが……もしかして、キャサリン・シラー・愛月?」
俺はその女の子を見つけると、早足で彼女に向かう。
【宗介】「ハイ! あなたがキャサリンさんですね?」
【キャサリン】「オウ、あなたが相田広告代理店の人? ずいぶん若い人が来たのね」
【宗介】「社長じゃなくて申し訳有りません」
俺は心の中で社長を恨んだ。やっぱり彼女も社長をお望みだったじゃないか。
視線を彼女からずらすと、俺は彼女の斜めうしろに、目深に帽子をかぶった人物がいることに気づいた。
【キャサリン】「ああ、この子は私の双子の弟。キャロル・シラー・愛月よ。キャロル、挨拶して」
【キャロル】「……コンニチハ」
俺はキャサリンさんが双子だったとは知らず、小さく「ええっ」と言ってしまう。
キャロルさんは日本語はうまいが、ぶっきらぼうな喋り方だ。
もともと彼女たちは日本人とアメリカ人のハーフで、日本語も英語も堪能だ。
【キャサリン】「キャロル、もっと愛想よくしてよ」
【キャロル】「……ぜってえやだ」
アイドルのようなキャサリンさんに対し、キャロルはまさにアメリカのヤンキーそのもののようだった。
【キャサリン】「もう、しょうがない子ね。……まあいいわ、い……行きましょう? ……ええと」
【宗介】「あ、申し遅れました。横田宗介です。相田広告代理店営業です」
俺は名刺をキャサリンさんとキャロルさんに差し出す。
キャサリンさんは受け取ってくれたけど、キャロルさんは手を前に出してきて、拒絶されてしまった。
なんか……キャロルさんって子、すごく接しにくい……。
【キャサリン】「ごめんなさい。キャロル、人見知り激しくて。……とにかく、ここにいつまでも突っ立ってるのも何でしょ? ホテルまで案内してくれる?」
【宗介】「あ、そうですね。じゃあ駐車場まで行きましょう」

~羽田空港・駐車場~
【キャサリン】「ワォ! 日本でフォードの車が見られるなんて!」
【宗介】「? そんなに変なことなんですか……?」
【キャサリン】「フォードは去年で日本から撤退しちゃったから、フォード車が走ってるなんて感動ものよ」
【キャロル】「そんなことも知らないのか、このダメ営業」
【宗介】「(……この生意気なガキ……)」
【宗介】「キャサリンさんは博識なんですね」
【キャサリン】「これでも一応、カリフォルニア大学の学生ですから」
俺はその言葉を聞いて、ああそうだ、と思い出した。
彼らが少し生意気に見えるのも当然、二人はまだ大学生だ。
……と言っても、俺とあんまり歳も変わらないはずなんだけどね。
【キャロル】「いいから、ホテル行こうぜ」
【宗介】「……そうですね」
【キャサリン】「オゥ! このフォード、欧州仕様車じゃない! 本国でもなかなかお目にかかれない代物だわ!」
【キャロル】「キャシー!」
【キャサリン】「……あぁ、ごめんねキャロル。つい熱くなっちゃった」
【宗介】「ま、とりあえず行きましょうか」

~都内・某ホテル~
【宗介】「10階の2号室……あ、あった。キャサリンさん、キャロルさん、どうぞ」
【キャサリン】「眺めのいいホテルね。東京が見渡せるって感じ。あれが東京タワーでしょ?」
【宗介】「そうです。時間があったらご案内したいところなんですけどね」
【キャサリン】「今回の来日は、大学の短期の休みに無理やりスケジュールをねじ込んだから、観光してる暇なんてないわね」
【キャロル】「……キャシー、俺疲れた。寝る」
ぶっきらぼうな声でキャロルさんはそう言うと、ツインのベッドの片方に沈み込んでしまった。
ちなみに、ホテルは一人部屋しか予約していなかった。
無理を言ってツインにしてもらったけど、予約が空いていてよかった……。
【キャサリン】「キャロル、おやすみ~」
【宗介】「キャサリンさんは眠くないんですか? 時差ぼけとか」
【キャサリン】「うん、私は元気よ。この後の予定、何だったっけ?」
【宗介】「午後4時からニュースサイトの取材が入ってます。そのあとは高校生向け雑誌のグラビア撮影と取材。午後8時には全部終わる予定です」
【キャサリン】「そっか。ニュースサイトの取材は、何時に出発すればいい?」
【宗介】「3時20分には……まだ3時間ほどありますね」
【キャサリン】「うーん。じゃあ、私も少しお昼寝しようかな?」
【宗介】「そうですね。少しでも疲れを癒しておいてください。出発の1時間ぐらい前になったら、お電話で起こしましょうか?」
【キャサリン】「んー……そうね……。宗介、この部屋のカードキー、二つもらっていたでしょう? 一つはあなたが持っていてくれないかしら」
【宗介】「……と、言いますと?」
【キャサリン】「出発時間の30分前になったら、鍵を開けて中に入ってきて。それで、私を直接起こしてくれない?」
【宗介】「……はぁ」
【キャサリン】「電話にしたら、キャロルまで起こしちゃうかもしれないじゃない?」
【宗介】「それもそうですね。わかりました。では、鍵を頂いていきます」
俺はキャサリンさんから鍵を受け取って、財布の中にしまった。
【宗介】「じゃあ、2時50分ごろ、ここにうかがいます」
【キャサリン】「はーい。おやすみなさい」
【宗介】「はい、おやすみなさい」

~ホテルの部屋~
俺はホテルの中にあるカフェで2時50分まで時間を潰した。
予定の5分前になったので、ぬるくなったドリップコーヒーを飲み干して10階まで上がる。
【宗介】「キャサリンさん、起きてるかな……」
俺は2号室のドアの前に立ち、カードキーをかざす。
開閉を示すライトが緑色に光ったのを合図に、ドアノブを下げて部屋に入った。
【宗介】「キャサリンさん、お時間で……っ?!」
俺はその部屋の光景を見て驚いた。
二つとも使われているはずのベッドが、一つしか使われていない。
【宗介】「(いや、待てよ。キャサリンさんとキャロルさんが一緒のベッドで寝てるかもしれない)」
ベッドは二つともぐしゃぐしゃになっているので、両方使ったことは明らかなのだが、一応人がいる方のベッドを確認する。
【宗介】「(……やっぱ一人だ)」
ならば、出て行ったのはキャロルさんの方だろう。
今回の来日で、彼には特に仕事はない。姉にくっついて来日して、どこか観光するつもりで、もう部屋を出たのだろう。
俺はそう確信し、眠っている人をゆする。
【宗介】「キャサリンさん、時間です。そろそろ起きないと、取材の時間が……」
【??】「……ん……」
俺が肩をたたくと、その人物は寝返りを打った。
そこで俺は気づく。
【宗介】「(……あれ? 髪が短い……)」
【宗介】「キャサリ……キャロルさん?!」
【キャロル】「……っ。うっせーな、宗介」
完全に寝起きの機嫌の悪い声で、キャロルさんが答える。
【宗介】「はっ?! えっ?! なんでキャロルさんがここで寝てて、キャサリンさんいないの?!」
【キャロル】「でけえ声で喋るなよ。うっせぇって言ってるだろ」
【宗介】「全然事態が飲み込めないんだけど?! キャロルさん、キャサリンさんどこいったの?!」
【キャロル】「あ? キャシー? ……どうせ秋葉原か池袋だろ」
【宗介】「秋葉原?! 池袋?!! なんで? どうして?!」
俺は完全にパニックに陥った。
キャサリンさんがなぜ消えたかもわからないし、秋葉原と池袋と言われても、なぜその場所なのかもわからない。
【キャロル】「宗介、お前キャシーがオタクだって知らないのか?」
【宗介】「はっ? オタク? いやいやいや、今大事なのはそれじゃなくて」
【キャロル】「大事なのはソレだよ。キャシーは秋葉原か池袋に行った」
キャロルさんは俺をなだめるように、そして少しうっとおしそうに言う。
【宗介】「え、ええっと……? それはつまり……?」
【キャロル】「俺がキャシーの代わりを務めるってこと」
【宗介】「えええええええええええええ?!」
どれだけ叫んだかわからない。
隣の部屋に聞こえてしまいそうなほどの声で、俺は叫んだ。
【キャロル】「宗介、そこのボストンバッグ開けてみろ」
【宗介】「え? あ、はい……」
俺は驚きすぎて、キャロルさんの指示のままに動く。
【キャロル】「中にウィッグ入ってんだろ。金髪の長いやつ」
ボストンバッグを開くと、確かにそこには長い金髪のウィッグが入っていた。
【キャロル】「俺がそれを被って、化粧してキャシーの代わりをするんだよ」
【宗介】「そんなこと、できるんですか?」
【キャロル】「いつものことだ。……おい、出発まであと何分ある」
【宗介】「ええと……20分です」
【キャロル】「じゃあ、急いで着替えるぞ。念のためカーテン閉めとけ」
【宗介】「は、はい」
カーテンが閉められると、キャロルさんは服を脱ぎ始めた。
双子だから似ているとは思っていたけど……こうして見るとキャロルさんも綺麗だ。
【キャロル】「おい宗介、なに見てんだよ」
【宗介】「あっハイ! すみません」
まじまじ彼の裸を見ていた自分を恥じて、俺は視線を少しだけ外した。
それでも目の端に映る彼の姿は、男や女を超越して美しく思える。
【キャロル】「……なんだよ」
俺の考えていることがわかってしまったのか、キャロルさんは不機嫌そうに言った。
【宗介】「あ……いや、キャロルさん、綺麗だなって」
【キャロル】「いつもキャシーの身代わりやってるんだ。当たり前だろ。……それと」
【宗介】「それと?」
【キャロル】「その、『さん』っていうの、いらねえ。キャロルでいい。あと、タメ口でいい。日本語の敬語ってやつ、苦手なんだ」
照れ隠しなのか、キャロルはそう言った直後にピンク色のワンピースの背中のチャックを上げた。
【宗介】「あ、キャロル……わかった」
【キャロル】「それでいい」
キャロルの姿は、あと長髪のウィッグをかぶってしまえば完全にキャサリンさんだ。
だが、彼の準備はウィッグをかぶることだけでは終わらなかった。
【キャロル】「ヘアメイクは自分でやる。ウィッグかぶってることがバレたら、おしまいだからな」
【宗介】「……でも、もうあと10分しかないぞ。間に合うのか?」
【キャロル】「間に合わせるんだよ。俺が何回キャシーの身代わりをしてきたと思ってるんだ」
そこで俺は一つ疑問が浮かんだ。なぜキャサリンさんは弟に身代わりをさせているだろうか?
【宗介】「いつもキャサリンさんの身代わりって……キャサリンさんは何か事情でも?」
【キャロル】「キャシーは極度の人見知りなんだよ。んでもってすげぇオタク」
【宗介】「でも、さっき羽田で会ったときは全然そんな素振りは……」
【キャロル】「あれ、相当気を遣ってたぜ。あんなキャシー見たことねえ。初めて日本に来てテンション相当上がってたんだろうよ」
【宗介】「そうだったのか……」
【キャロル】「でも、キャシーがオタクなのは宗介もあの時わかっただろ?」
【宗介】「いや、全然」
【キャロル】「宗介、鈍いな。モテないだろ」
キャロルは手際よく化粧しながら、俺を馬鹿にしてきた。
確かにモテないのは事実だが、年下に指摘されると少し腹立たしい。
【宗介】「……キャッ、キャサリンさんのどこがオタクだったんだよ」
【キャロル】「フォードの話、嬉しそうにしてただろ」
【宗介】「確かに……日本人の俺でも知らない、日本撤退の話してたな……」
【キャロル】「キャシーはアニメと車が大好きな、ただのオタクなんだよ」
彼は呆れたように言うが、彼女がオタク、と言われて俺はまだ納得がいかない。
【宗介】「でも、それがなんでユーチューブで人気者になったんだ?」
【キャロル】「日本のアニメの主題歌の弾き語りだよ。宗介もクライアントの情報ぐらい見ただろ?」
キャロルの言う通り、俺だってキャサリンさんの動画は見た。
普通の、少し可愛くて歌のうまい女の子がギターで弾き語りをしている、それだけの動画だった。
【宗介】「あの動画に出てるのは、キャサリンさんなんだよな?」
【キャロル】「ああ、そうだ」
【宗介】「じゃあ、キャロルはどういう時にキャサリンさんの身代わりをしてるんだ?」
俺の質問に、キャロルはチークをさっと塗りながら答える。
【キャロル】「人前でライブする時、取材を受ける時なんかは全部俺がやってる。さっきも言っただろ? キャシーは極度の人見知りなんだよ」
【宗介】「じゃあ、動画の中以外のキャサリンさんは、全部キャロルがやってるってことか?」
【キャロル】「そういうことになるな……さ、完成だ」
椅子から立ち上がったキャロルは、どこからどう見ても美少女になっていた。
俺は思わず、こう口に出してしまう。
【宗介】「『キャサリン・シラー・愛月』は二人で一つなのか……」
【キャロル】「そういうことだ。取材先まで、急ぐんだろ? 行くぞ」
【宗介】「お、おう」

~都内・某スタジオ~
キャロルは完璧にキャサリンを演じきっていた。
彼の声はもともと高い方だから、キャサリンがアルトの声域だと思わせてしまえば問題ない。
【スタッフA】「お疲れ様でした!」
【スタッフB】「キャサリンさん、お疲れ様でした!」
【宗介】「お疲れ様、キャロ……じゃなかった、キャシー」
一瞬名前を言い間違えそうになって、俺は慌てて訂正する。
【キャロル】「もし言い間違えたらぶっ殺す」
こんな時、キャロルはヤンキーの目をしている。
キャサリンさんを演じている時にはぜったいにしない、動物を狩るような獰猛な目を。
人が周りからいなくなると、彼の口調は男のものに戻った。
【キャロル】「さ、今日の仕事は全部終わりだ。帰るぞ、宗介」
【宗介】「は、はい……。キャサリンさん、もう部屋に戻ってるかな」
【キャロル】「どうだろうな。秋葉原は聖地だからな……」
キャロルの携帯電話に、姉から『今秋葉原にいる』と連絡が入っていた。
居所がつかめたことは安心だが、聖地で彼女は何をしているのだろうか。
【宗介】「キャサリンさんって、秋葉原で何をしてるんだ?」
【キャロル】「たぶん、『魔法少女メルヘンリリー』のグッズ集めだ」
メルヘンリリー、その名前は聞いたことがある。
タイトルからほのぼのした魔法少女ものアニメかと思いきや、魔法少女同士の肉弾戦がメインのかなりキツイ話だ。
だが絵柄の可愛さから男女ともに人気が高く、オタクでない俺も名前を知っているぐらいだ。
【宗介】「あ、そういえば、動画にメルヘンリリーのポスターが写り込んでたような」
【キャロル】「それだよ、それ。キャシー、今頃フィギュア買いまくってるんじゃねえかな」

~ホテル・部屋~
【キャサリン】「キャロル! 宗介! おっかえりー!」
カードキーを使って部屋に入ると、キャサリンさんがキャロルを抱きしめた。
洋服以外全く同じ姿をした人間同士がハグしているというのは、頭が混乱する。
【キャロル】「キャシー、秋葉原楽しかったか」
【キャサリン】「んもぅっ、超楽しかったよ! 見て見て、メルヘンリリーのフィギュア買っちゃった!」
【キャロル】「やっぱな……」
キャサリンさんは嬉しそうに、箱に入ったフィギュアを見せてくる。
【キャサリン】「こっちは、コトブキヤで買ってぇ、こっちの二つはぁ、クレーンゲームで取ったんだよっ! 1000円で取れたんだよ、すごくない?!」
弟に語ってみせるキャサリンさんの姿は、羽田空港で出会った時とは全然違っている。
【キャロル】「キャシー、宗介がいるの忘れてるだろ」
【キャサリン】「!! ……あ、すみません……」
【宗介】「えっ。いやいや、いいんです。そのまま続けて」
なぜ俺が恐縮しているのかわからなかったが、とりあえずキャサリンさんには素でいてもらう方がいいと思った。
素の彼女の方が、魅力的だ。
【キャロル】「なあキャシー、今日いくら使った?」
【キャサリン】「んーと……3万円ぐらい?」
【キャロル】「……はぁ」
きゃぴきゃぴと話す姉の姿を見て、キャロルは頭を抱えた。
俺はその理由がわからず、きょとんとするが、理由はすぐに判明する。
【キャロル】「……明日」
【キャサリン】「あ」
キャロルの言葉に、キャサリンさんは固まった。
【キャロル】「明日、ビッグサイト行くんだろ? 楽しみにしてたんだろ? メルヘンリリーの同人誌即売会」
【キャサリン】「ああああああああああああああああ!」
弟の指摘を聞いて、キャサリンさんは頭を抱えてうずくまる。
一方、同人誌即売会と聞いて、俺は頭にハテナを浮かべた。
【宗介】「同人誌……?」
【キャサリン】「メルヘンリリーのファンアートを一堂に集めた祭典! それがメルヘンリリーオンリー同人誌即売会っ!」
【キャロル】「んで、いくら残ってるんだよ、金」
頭を抱えたまま、キャサリンさんは涙声でつぶやいた。
【キャサリン】「1万円……」
【キャロル】「足りんのかよ、それで」
【キャサリン】「1万円じゃ、同人誌20冊しか買えない……」
20冊も買えれば十分じゃないかとも俺は思ったが、アメリカからわざわざやってきた彼女には違うのだろう。キャサリンさんのうめき声が聞こえる。
【キャロル】「……ったく。仕方ねえな、キャシーは。俺の金貸すから、思う存分買ってこいよ」
【キャサリン】「キャロル! 本当?! お姉ちゃん嬉しいっ!」
キャロルの言葉を聞いて、キャサリンさんの周りに花が咲いたように彼女は明るくなった。
【宗介】「よかったですね、キャサリンさん。……で、その同人誌即売会とやらは、何時から……?」
【キャサリン】「開会は10時半だけど、7時から並ぶわ!」
【宗介】「で、終わるのは……」
【キャサリン】「4時ね」
【宗介】「明日の仕事に丸かぶりじゃないですか!」
【キャロル】「……だから、明日も俺が身代わりするんだってば」
【宗介】「でも、明日は取材だけじゃないんですよ? ミニライブだってあるんですよ?」
【キャロル】「ライブだって、人前に出る時は俺がこなしてきた。大丈夫だ」
【キャサリン】「キャロルに任せておけば大丈夫! 宗介はただ見てればいいから」
【宗介】「そういうものですか……?」
二人に言いくるめられ、俺はその日の仕事を終えた。
フォードの車に乗って自宅に帰り、また明日の準備をする。

~2日目・ライブ会場~
昨日の宣言通り、キャロルはキャサリンさんの身代わりを見事に勤め上げた。
誰も彼がキャサリンさんの双子の弟だと気づくものはいない。
ライブを終えて、俺はキャロルの控え室で彼に話しかけた。
【宗介】「……すごいな、君は」
【キャロル】「……なんだよ、その『君』って言い方」
【宗介】「名前を呼んじゃいけないんだろ?」
【キャロル】「……そうだったな」
フ、とキャロルが皮肉そうに笑う。
この笑い方を見たら、もしかしたら誰か気づいたかもしれない。
昨日俺は、キャサリンさんは、オタクだが無垢な子だと思った。
一方のキャロルは、もっと現実を見ている。
【キャロル】「キャシー、今頃本買えてるかな」
【宗介】「舞い上がりすぎて帰りの電車賃まで使っちゃわないといいんだけど」
【キャロル】「ははっ、だよな!」
快活に笑いながら、キャロルは控え室を出る。
愛用のアコースティックギターを抱えて、ライブ会場の外に停めた俺の(本当は社長のだけど)フォードまで歩いていく。
道すがら、出待ちをしていたファンが握手を求めてきたが、キャロルはそれに快く応じていた。
【宗介】「(たぶん優しいキャサリンさんならそうする、って思ってるんだろうな)」
【ファンA】「きゃー! キャシーの手って、意外と大きいんですね! 男の人みたい! やっぱりギターやってるからかな」
【ファンB】「サインください! あと、私も握手を!」
手が大きいことを指摘するファンの声を聞いて、俺はハッとした。
このままファンに囲まれていてはいけない。
誰かがこの『キャサリン・シラー・愛月』が男だと気づいてしまうかもしれない。
【宗介】「すみません! キャサリンはもう帰りますので、どうか!」
【ファンC】「えー! この人たちばっかりずるいよ! 私も握手!」
【キャロル】「ああ……ええ……」
強引なファンたちに、キャロルも少し戸惑っているようだった。
次々と出されてくる手に握手をして、苦笑いしている。
ファンの誰が口火を切ったのか、キャロルの周りにはこんな声がたくさん聞こえていた。
【ファンD】「本当だ、キャサリンの手って男の人みたい」
【ファンE】「ねえねえ、キャサリン男性説って知ってる?」
【ファンF】「あー知ってる! 動画に出てる人と他のメディアに出てくるのが別人って話でしょ?」
まずい、と直感的に思った。
俺はキャロルの手を強引に引いて、早足で車に向かっていく。
男の足の速さには、ファンの女の子たちはついてこられない。
フォードの後部座席のドアを開いてギターを放り込むと、強くドアを閉める。
それから助手席のドアを開けて、キャロルを座らせようとした。
その時だった。
【宗介】「……?!」
俺の唇に、何かが触れた。
【キャロル】「……悪りぃ」
触れたのは、キャロルの唇だった。
あまりのことに、俺は動揺する。
動揺したのは俺だけではなかったようで、その瞬間、携帯電話のカメラのフラッシュが俺たちを取り囲んでいた。
【宗介】「……っ、いいから、車に乗れ!」
それから俺たちは、無言でホテルに帰った。

~ホテルの部屋~
気まずい雰囲気のまま、俺とキャロルはそれぞれベッドに腰掛けて向かい合っていた。
【宗介】「……なんであんな事したんだよ」
【キャロル】「わかんねえ。……ただ、俺の秘密がばれそうになったのを助けてくれたのが嬉しくて……」
【宗介】「……はぁ。あんなところでキスしたら、余計騒ぎになるだろ。車出す時大変だったの、キャロルも見てただろ?」
【キャロル】「だからそれは悪りぃって! ……でも、したくなっちゃったんだよ」
【宗介】「え……」
【キャロル】「なんでだかわかんねえ。でも、俺を助けてくれた宗介にお礼がしたくて、でもあの場じゃ何も言えなくて。……気がついたらキスしてた」
【宗介】「キャロル……」
【キャロル】「宗介は、軽蔑するか? 勢いで男同士なのにキスしたって、俺を軽蔑するか?」
彼の目は、いつの間にか潤んでいた。
キャロルの言葉に嘘偽りはないように思えて、俺はできるだけやさしく話す。
【宗介】「……それ、誘ってるのか」
【キャロル】「……」
【宗介】「俺には、キャロルが俺を問いただしながら『軽蔑しないでくれ』って言ってるように聞こえる。俺とキスしたことが間違いじゃないって、俺に言って欲しいように聞こえる」
【キャロル】「……くそっ」
キャロルが目を伏せた瞬間、彼の目から真珠のような透明な粒が落ちた。
【宗介】「もう一度、キスしていいか?」
【キャロル】「え……」
俺は有無を言わさず、キャロルの顎をつかまえて彼にキスした。
【キャロル】「ん……っ、は……ぅ……っ」
唇を食んで、舌を絡ませる。
涙を見せてまで怯えた少年には、ここまでしてやらなければわからないだろう。
【キャロル】「宗介……っ」
俺だって若造だけど、キャロルよりは年上だ。
大人の余裕ってやつを……見せようとした瞬間、キャロルからお返しのキスが飛んできた。
【宗介】「ん! ……っ、うぅ……っ」
そのまま俺は押し倒される。
キャサリンさんが寝ている方のベッドに、俺は寝転ばされた。
【宗介】「お、おいキャロル……まさか、このまま」
【キャロル】「あんなエロいキスしておいて、このままただですむと思ってねえだろうな」
先ほどまでの弱気はどこへやら、ニヤリと笑ったキャロルが俺の首元に噛み付いてきた。
【宗介】「……っく。キャロルっ……」
【キャロル】「あははっ、宗介、首元噛まれて感じてるのか?」
【宗介】「ち、ちがっ……」
【キャロル】「キャシーが帰ってくるまでに、最後までしちゃおうぜ」
【宗介】「最後までって……」
【キャロル】「俺のこと軽蔑しないんだろ? さっき助けてくれたお礼もかねて、たっぷり愛してやるよ」
【宗介】「……っ! ん……!」
俺の服はみるみる脱がされ、キャロルの前に俺の胸の蕾があらわにされた。
【キャロル】「おい、宗介。お前キスだけで胸勃ってるじゃねえか。こうされるの、好きなのか?」
【宗介】「そんなのっ……わかんないよっ……」
俺は顔を手で覆う。多分顔が真っ赤になっているだろう。キャロルにそんな顔を見せたくなかった。
【キャロル】「ここが好きかどうか、舐めて確かめてやる。声、出して大丈夫だから」
優しい悪魔のような声でキャロルは言うと、俺の乳首を舐めはじめた。
猫の舌に舐められているような、少しざらりとした感覚が俺を襲う。
【宗介】「はっ……ぁ、う……っ」
胸を舐められているはずなのに、腰にきゅんと電気が走るような気がした。
【キャロル】「おい、声出していいって言っただろ? もっと出せよ」
【宗介】「あぁっ……あんっ……く、うぅっ……んんーっ」
キャロルが俺の乳首を甘噛みした瞬間、全身をビリビリと何かが駆け抜けた。
同時に背中が反り上がって、俺は声を抑えられなくなる。
【キャロル】「いい感じだ。……なあ、こっちはどうなってる?」
悪い笑みをたたえた声で、キャロルの手が俺の腰にのびてきた。
足と足の間にある俺のモノを、キャロルの手が優しく撫でる。
【宗介】「……っ! ぁ、やめ……っ……あぁっ」
【キャロル】「おお、半勃ちぐらいか? ちょっと硬くなってるじゃねえか、乳首だけなのに。溜まってるんじゃねえの?」
【宗介】「悪かった……なっ、仕事が忙しくて……っあ……っ、自分で抜く暇もないんだよっ」
【キャロル】「ふぅん。じゃあ、俺が抜いてやるよ。同じ男なんだ、扱い方ぐらいわかる」
そう言って、キャロルは俺のズボンのベルトをカチャカチャと外し始めた。
慣れているように見えたが、よくよく見てみれば彼の手は少し震えている。
【宗介】「キャロル……もしかして初めてなのか……?」
【キャロル】「うっせぇ。黙って俺に触られてろよ」
ベルトは簡単には外れてくれず、キャロルは顔に焦りの色を見せはじめた。
【宗介】「いいよ、キャロル。自分で外すから」
【キャロル】「うっせぇって、言ってるだろ! 俺がやるからいいよ」
そして彼はまた俺の股間をあらわにしようと、苦戦している。
事が起こったのは、その瞬間だった。
がちゃりという音とともに、部屋に入ってくる人物がいた。
【キャサリン】「キャロル、ただいまー……って、あれ?」
【宗介】「!」
【キャロル】「!!」
【キャサリン】「あっ……ごめんキャロル、お取り込み中だったね」
【キャロル】「キャシー、これは」
【キャサリン】「ごめんごめん、お姉ちゃん外出るから続きして」
【キャロル】「あwせdrftgyふじこ」
慌てまくったキャロルに対し、俺は妙に冷静になってしまう。
【宗介】「……いや、この状態から続きしろって、無理です」
【キャサリン】「だよね~」
俺は乱れた服を直して、キャサリンとキャロルの前に正座した。
【キャサリン】「……で、どっちが誘ったの?」
【キャロル】「宗介」
【宗介】「キャロル」
【キャサリン】「どっちよ! ……まあ、どっちでもいっか。それより、すごい話題になってるわよ、『キャサリン・シラー・愛月』のこと」
【宗介】「へ?」
【キャサリン】「路上で男とキスした、とか、手がゴツゴツしててキャサリンは本当は男なんじゃないかとか、ツイッターですごい話題になってる」
【キャロル】「その中を平然と帰ってきたのかよ」
【宗介】「まずいことになった……」
【キャサリン】「このホテルが特定されるのも時間の問題かもね」
【宗介】「なんでです?」
【キャサリン】「昨日、部屋の写真インスタにアップしちゃったんだよね」
【宗介】「なんてことをするんですかー!」
【キャサリン】「てへぺろ★」
【キャロル】「てへぺろじゃねぇよ」
【宗介】「でも、明日にはキャサリンさんは日本からアメリカに帰るんです。明日の朝、チェックアウトまでにホテルを特定されなければ大丈夫」
【キャサリン】「されないといいわね」
【宗介】「呑気ですね……」
【キャサリン】「だって、キスしたのはキャロルと宗介でしょう?」
それもそうなのだが、と思いながら、俺はホテルから自宅へ帰った。
翌朝、大変なことになっているとも知らずに……。

~3日目・ホテルの前~
俺が地下の駐車場からホテルに入り、キャサリンたちの部屋に入ると、フロントから電話がかかってきた。
【フロント】「もしもし、キャサリン・シラー・愛月様でしょうか」
【宗介】「その代理人ですが、どうかしましたか」
【フロント】「ホテルの正面玄関が、キャサリンさんを待つ人でごった返しているんです。帰るように言っても、全然聞いて下さらなくて」
【宗介】「もうホテルが特定されたか……」
【フロント】「愛月様のほうから、皆さんに帰るよう説得していただけますか」
【宗介】「そういうわけには……」
【フロント】「どうか、お願い致します」
電話を切ると、そばで聞いていたキャロルがウィッグを準備し始めた。
【キャロル】「俺が出て行って説得すればいいんだろ? 簡単なことじゃねぇか」
【宗介】「いや、だめだ。今出て行ったら、本当に男だとバレるぞ」
【キャロル】「でも、仕方ねぇだろ!」
俺とキャロルの会話を、キャサリンさんはうつむきながら聞いていた。
おそらく怯えているのだろう、俺はそう思った。……だが。
【キャサリン】「……私が行く」
【キャロル】「はぁ?!」
【キャサリン】「私が正面玄関に行って、みんなを説得してくる」
【宗介】「キャサリンさんにそんなこと……」
【キャロル】「できるわけねえだろ! 今までだって人前が怖くて、全部俺がやったんじゃねえか」
【キャサリン】「でも、今日は私が行かなきゃだめ」
【キャロル】「なんでだよ」
【キャサリン】「キャロルを守らなきゃ。だって私、お姉ちゃんだもん」
【宗介】「キャサリンさん……」
キャサリンさんは立ち上がると、口紅だけをさっと塗って部屋から出て行った。
俺と男の格好をしたキャロルは、その後をそっとついていく。俺たちは物陰に隠れて様子をうかがった。
キャサリンさんがホテルの玄関で、ファンの女の子たちを前に仁王立ちする。
【キャロル】「キャシー、足震えてる……やっぱ俺が」
【宗介】「キャサリンさんの勇気を無駄にするな、今は抑えて」
キャサリンさんが咳払いをすると、騒然となっていた玄関は静まり返った。
【キャサリン】「みんな、昨日は驚かせてしまってごめんなさい。ツイッターもインスタも、大変なことになっているわね。私があの人と付き合ってるとか、私が男じゃないかとか、いろんな噂が飛び交って、何が真実か知りたくてここに来たんでしょう?」
【ファンA】「キャシーは男なの?」
【キャサリン】「ねえ、あなたは自分の好きになった人が男か女かって、重要? iPodの中に入ってる歌が、男が歌ってるか女が歌ってるかって、そんなに重要なことかしら? 私には性別なんて、それぐらいの違いしかない。私が男だったらファンをやめたいなら、やめてもいいわ」
【ファンB】「男だったなら、あのキスした人はっ?!」
【キャサリン】「それも同じ答えよ。私が好きになる人だって、異性だから好きになるんじゃないわ。好きになった人がたまたま男の人だった、はたまた女の子だった──それじゃいけないの? 私の大好きな『魔法少女メルヘンリリー』だって、女の子同士の完璧なつながりが描かれているじゃない」
堂々としたキャサリンさんの振る舞いに、俺は驚いていた。
もっと驚いたのは、今までキャサリンを演じてきたキャロルだろう。
【キャロル】「キャシー、あんな風に人前で……」
【宗介】「すごいな、キャロルのお姉ちゃんは」
キャサリンさんの演説に、キャロルだけでなく、俺の胸までもが熱くなっていた。
ファンたちもキャサリンの力強い言葉に、ある者は涙し、ある者は拍手する。
いつの間にか、ホテル玄関にキャシーと連呼する者たちの声が響いていた。
【キャサリン】「ありがとう。みんな、私を心配してきてくれたのよね? じゃあ、一曲ここで歌うわ。歌ったら、みんなおうちに帰ってね」
そしてキャサリンさんは、その言葉通り歌を一曲歌った。
魔法少女メルヘンリリーの主題歌を、堂々と。

~ホテル・部屋~
【キャサリン】「あぁ~っ! 『キャサリン・シラー・愛月』やるの疲れた!」
【キャロル】「俺の苦労がわかったか、キャシー」
ベッドに大の字になりながら、キャサリンさんは笑っていた。
【宗介】「凄かったです。あんなに堂々とできるなら、もう身代わりの必要はないのでは?」
【キャサリン】「そうね。……うん、そう思う」
【キャロル】「キャシー……」
【キャサリン】「キャロル、私、これから自分で頑張ってみようと思うの」
【キャロル】「それって……」
【キャサリン】「自分自身で、『キャサリン・シラー・愛月』をやるわ」
晴れ晴れとした笑顔のキャサリンさんとは裏腹に、キャロルの顔が曇っていた。
【キャロル】「それは、俺は用済みってことか……?」
【キャサリン】「ううん、違う。キャロルにはまだ助けてもらうこともあるかもしれない。でもね」
【キャロル】「でも?」
【キャサリン】「キャロルを必要としてる人は、私以外にもいるでしょ?」
彼女はそう言って、俺の方を見た。
【宗介】「……え?」
【キャサリン】「キャロルはもう少し日本に残って、宗介と一緒にいなよ」
【キャロル】「ばっ……バカなこと言うなよ」
【キャサリン】「バカなことなんて言ってないわよ? 昨日のあれはなんだったの?」
【キャロル】「ぐっ……」
【宗介】「うっ……」
【キャサリン】「それにね、キャロルには日本に残ってやってほしいことがあるの」
【キャロル】「嫌な予感しかしないが、一応聞いておく」
【キャサリン】「『魔法少女メルヘンリリー』の新作グッズが出たら、全部買ってサンフランシスコに送って」
【キャロル】「やっぱりそれかよ……」
【宗介】「キャロル、さっき大見得切ってくれたキャサリンさんに恩返しだな」
【キャロル】「仕方ねえなぁ……」
【キャサリン】「さ! 私は帰国の準備をしなきゃ。宗介、チェックアウトって何時?」
【宗介】「11時です」
【キャサリン】「急がなきゃ!」
そうして、慌しくキャサリンさんはサンフランシスコに戻っていった。

~数ヶ月後~
キャロルは俺の家の居候になり、今や彼はすっかり日本に馴染んでいた。
姉と共に通っていた大学も日本に留学という形をとり、こちらで勉強をしている。
『キャサリン・シラー・愛月』はその後も次々と動画をアップし、さらなる人気者となっていた。
来月には再び来日の予定がある。
キャロルは今度は弟として、彼女を迎えるつもりだ。